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ワクチン・予防接種

Vaccines and vaccinations

ワクチンについて

ワクチンをうつ時間はお早めに!

ワクチンを接種することによって、まれに貧血、顔面の腫脹など、免疫反応による副作用が出ることがあります。急激な出現に関しては摂取後10分の待ち時間にて対応いたしますが、帰宅後のそのような症状に速やかに対応するため、午前、午後ともに早めの診療時間に接種することをお奨めいたします。

おうちにやってきたら!

最低一週間はおうちで様子を見てください。
新しい環境に慣らすと同時に、病的な症状が出ないかどうかをチェック!

ワクチン接種は…

生後6~8週齢で開始し、16週齢以上になるまで2~4週ごとに追加注射をします。

1歳以降

毎年一回、追加接種を行います。狂犬病は、毎年4月から6月の間に、混合ワクチンは、最後に接種した日から一年後に接種していきます。
(正しい接種時期から一年以上が過ぎている場合は、いつでも接種できます。)

混合ワクチン(犬)
10種混合ワクチン

犬ジステンバー

高い熱、目ヤニ、鼻水、クシャミが出て、元気・食欲がなくなります。
また、嘔吐や下痢をしたり、ふるえやケイレンなどの神経症状を起こす場合もあります。
特に子犬では、死亡率も高い伝染病です。

犬パラインフルエンザ

水様性の鼻水や咳、軽い発熱と扁桃のはれなどがみられます。
犬アデノウイルス2型など他のウイルスや細菌との混合、あるいは二次感染が起こりやすく、その場合は症状も重くなります。

犬伝染性肝炎

高い熱が出て嘔吐や下痢をしたり、元気・食欲がなくなり、時には目が白く濁ったりします。
症状の程度は色々ですが、全く症状を示すことなく突然死亡する場合もある恐ろしい伝染病です。

犬パルボウイルス感染症

食欲がなくなり、衰弱して発熱や嘔吐、時には血液の混じった激しい下痢がみられます。
重症になると脱水も進み、短い経過で死亡することもあります。
伝染力が強く、非常に死亡率が高い病気です。

犬アデノウイルス2型感染症

熱が出たり、食欲不振がみられ、クシャミ、鼻水の他、短く乾いた咳が続き、のどや扁桃がはれる場合もあります。
特に、他のウイルスや細菌との混合、あるいは二次感染によって症状が重くなります。

犬コロナウイルス感染症

おもに嘔吐、下痢、脱水を起こします。
幼若な子犬の場合、犬パルボウイルスなど他のウイルスや細菌などの二次感染を誘発し、症状が重くなる場合があります。

犬レプトスピラ感染症 (血清型4種)

急性の腎炎と肝炎をおこし、高い熱が出た後、体温が低下し、急死する事があります。
また、嘔吐やはぐき等の出血・黄疸もみられる重症型です。

混合ワクチン(猫)
5種混合ワクチン

猫ウイルス性鼻気管炎

風邪の様々な症状(咳、くしゃみ、目やに、発熱、食欲不振など)が出て重症になりやすく、下痢などの胃腸症状も出ることも多く、多くの場合は食欲がなくなったり、食べられなくなるため急激な衰弱や脱水症状が起こり、死亡することもある。
生後6ヶ月未満の子猫などは、病気の進行が早く、死亡する危険性も高い。また、症状が表れなくても、猫の体の抵抗力が衰えた時に発病する事もある。

猫カリシウイルス感染症

猫ウイルス鼻気管炎に似た風邪の症状(クシャミ、鼻水、咳、目やに、発熱)が出る。ひどくなると、口や舌に潰瘍や水泡ができ、痛くて食べれなくなったり、大量のヨダレがでることがある。また、こじらせて肺炎などの症状も起こしやすい。

猫汎白血球減少症

最初は、食欲・元気がなくなり、じっとうずくまり動かなくなります。激しい嘔吐や下痢の症状が起こり、39度以上の高熱がみられます。
血液検査で、白血球数の極端な減少(3000以下や500以下にもなる)がみられます。嘔吐や下痢が、ひどくなると出血したような血便になり、脱水症状で衰弱してきます。
妊娠中の母猫が感染した場合には、死産や流産が多く、もし出産できても子猫に先天的な異常が残ってしまう事がある。

猫白血病ウイルス感染症

症状は、食欲不振、体重減少、貧血、下痢、発熱、脱水、鼻水、口内炎、など。免疫力が低下し様々な病気が治りにくくなるので、病気や傷が治りにくい、下痢がつづく、歯ぐきが白い、痩せた、元気がない等の症状がある場合はこの病気の可能性もある。
特に貧血症状には注意が必要で、死亡原因になる場合が多いようです。主な病気は、リンパ肉腫、腎臓病、慢性口内炎、貧血、白血球減少症、流産など。
増悪させる病気として、猫免疫不全ウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、原虫性疾患など。

クラミジア感染症

主な症状は粘着性の目ヤニを伴う慢性持続性の結膜炎(目の周りの腫れ)で、ウイルス性の結膜炎より経過が長いのが特徴ですが、簡単に区別はできません。感染後3~10日後、通常は片方の眼の炎症から始まります。鼻水、クシャミ、咳がみられ、気管支炎や肺炎などを併発し、重症になった場合には 死亡してしまうこともあります。
3種ワクチンを接種している猫で涙眼や結膜炎が少し長くみられた場合には、感染の可能性があります。 結膜炎は体力のある猫なら2~6週間で治癒しますが、慢性化したり、キャリア化(症状はないが病原体を排出する猫)することも多いそうです。母猫が感染している場合、子猫が眼炎、肺炎を起こし、生後数日で死亡する事もあります。

フィラリア

発病前の予防を!

フィラリアは、蚊が媒介する心臓の寄生虫。犬の心臓や肺に入り込み、体に様々な障害をひきおこします。
蚊によって媒介ということは、予防しなければあなたのワンちゃんにも危険が迫ってくるのです!
フィラリア症は、きちんと投薬すれば完全に予防できるのですが、発病したら直すことは難しいのです。

フィラリア症のライフサイクル
蚊の体内

蚊がフィラリア感染犬を吸血した際、
ミクロフィラリアが蚊の体内へ入る

蚊の体内で幼虫が発育

非感染犬が幼虫を持った蚊にさされる

犬の体内

幼虫が体内に入る

体内で2~3cmの幼虫に発育

血管に入り、肺動脈や心臓に移動し寄生

肺動脈や心臓で17~28cmの成虫に発育

ミクロフィラリアを産出

とても大切な予防

蚊に刺されて体内に入ってしまった場合、そのフィラリアの幼虫を1ヶ月にまとめて予防薬で駆除するので、蚊を見なくなったと思われる日から1ヵ月後に最後の投薬をして、そのシーズンの予防を終了します。
また、飲み忘れや確実な投薬ができない飼主さんには注射という方法もあります。
1回の注射で12ヵ月間予防できます。